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リサイクル方法あれこれ

現在ではいろいろな種類の素材や製品がリサイクルされていますが、もちろん素材によってリサイクル方法は異なります。たとえばペットボトルや紙のように回収した製品を素材の状態に戻し、再びペットボトルや紙として再生されるもの。また、ペットボトルなどはそれ以外にもたくさんのものの原料として使われているのですが、カーペットや衣類の原料となるペットボトルや、自動車部品に生まれ変わるアルミ缶のように、別の製品として再生されるものもあります。また、電池や自動車のように回収後は分解されて必要なパーツだけを再利用するものもあれば、家畜の餌となる食品廃棄物のように別の場所で役に立つものもあります。また、素材に戻して作り直すという工程を経なくても、使い終わったものを誰かにまた使ってもらうという意味ではリサイクルショップやオークションなどももちろんリサイクルです。リユースともおわれるこのタイプのリサイクルは、再生産するためのエネルギーを使うことなくできる効率のよいリサイクルになります。素材によって、可能なリサイクル方法は違うので、それぞれの素材でできるだけのリサイクルを行うことが大切なのです。そのため日本ではリサイクル方法によって細かく法律も定められており、収集方法や誰がリサイクルの責任を負うかなどが定められています。たとえば家電リサイクル法や自動車リサイクル法ではリサイクルそのものをメーカーに、かかる費用はユーザーが負担することになっていますし、建設リサイクル法では解体時のリサイクルが義務付けられています。そのことによってリサイクル率は高くなっており、適切なリサイクルがされやすくなっているのです。日本は資源に乏しい国ですので、使える資源は最後まで使う必要がありますし、再利用できるものは何度でも使うようにしなければなりません。素材に合わせたリサイクルを行うことで、リサイクル効率を高めることは大切なのです。

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